皆さんは、白髪染めとオシャレ染めは傷む性質が違う事はご存知ですか。今回の記事は、意外に知られていないヘアカラーに関する記事となっております。
白髪染めとファッションカラーは同じだということをご存じの方も多いと思います。
カラー剤の反応を簡単に説明させて頂くと、
- キューティクルをアルカリで開く
- 軽いブリーチ反応でタンパク質を壊す
- タンパク質の代わりに染料をいれこむ
こういった工程です。
ファッションカラー(おしゃれ染め)と白髪染めは、カラー剤の反応は同じです。大きく違うのは、白髪染めは深くしっかり染める必要があるため染料の配合量が多いことです。この染料の配合量がくせもので、ファッションカラーとは違った白髪染め特有のカラーダメージを生み出す原因になっています。
目次
白髪染めとファッションカラーのダメージの違いは髪の硬さ・キシキシ感
カラー剤の染料は、髪の中で酸素と反応して酸化する事で色味を出しています。専門的には酸化重合と言います。
しかし、染料が多い白髪染めは、髪の内部を染料が埋め尽くして酸性にしていきます。髪の正常な状態は、弱酸性と言われているので、酸化するのはいいことのように思えます。ですが、髪は酸性になりすぎても、硬くなってしまう特徴があります。これがまさに、毛先に白髪染めを繰り返すと、独特のキシキシした硬さがでてしまうダメージの原因になってしまいます。
白髪染めで深い色を毛先に繰り返し反応させていくと髪の毛に
- 深い色味がくすみに感じてくる
- 髪が非常に硬くパサパサ・キシキシしてくる
- 髪にとても弾力がなくなる
といった症状が現れます。
染料の配合量が違ってくる事で、上記のような、ファッションカラーとは違った、白髪染め独特のカラーダメージを感じるようになります。
白髪染めを繰り返しても綺麗な髪を維持するにはどういった対応が必要なの??
- 新しく生えてきた部分のみ施術する(リタッチ)
- どうしても毛先にカラー剤を反応させる場合は、ファッションカラー、又はアルカリ剤の入っていない薬剤を使用する。
- どれだけダメージレスとうたっていても、ダメージが少ないといった意味合いであって、少なからず髪は傷んでしまうので、サロンでのケアも心がける。
※あまりに強いコーティング系のトリートメントはキューティクルを剥がす原因になるので、担当の美容師さんに相談する - 頻繁な色味の変更はダメージにつながるので避ける。
あなたのカラーダメージの原因はご理解いただけましたか。
お客様の時間を守るため、一日限定3名様・完全予約制とさせていただいております。ていねいな技術ですので、ご協力をお願い致します。あなたからのご連絡、スタッフ一同心よりお待ちしております。お急ぎの場合や当日から2日前のご予約希望は、 お電話またはLINEでのご予約をオススメいたします。
福田 剛士 (フクダ タケシ)
松江市の小さな町、鹿島町にある〈髪質改善専門の美容室〉ef.meyke`s(エフメイクス)
1985年生まれ 美容歴10年以上
ヘアケアマイスタープライマリー取得
京都や各地で修業を積み毛髪診断をひとり一人じっくりとカウンセリングし、お客様のヘアスタイルを作ります。憧れるほどの艶髪を提供する専門のサロンを経営。 完全予約制のマンツーマン対応で、居心地の良い個室をご用意しています。 エフメイクスだからこそできる”あなたの為の空間と対応”をカタチにした特別なサロンです。 髪にお悩みがある方や、安心できる美容室をお探しの際は、ぜひ一度ご来店ください。